★このページはExcelとは無関係です。GoogleのデータポータルというBIツールを使い（病院系の）オープンデータを見える化したページです。どこの病院に行こうかと迷っている方、病院の経営管理部門の方、BIツールに興味のある方、オープンデータの活用例を探している方、などに ご覧になっていただきたいと思っています。★
オープンデータとは、国、地方公共団体及び事業者が保有する官民データのうち、国民誰もがインターネット等を通じて容易に利用（加工、編集、再配布等）できるよう、次のいずれの項目にも該当する形で公開されたデータのことです。
- 営利目的、非営利目的を問わず二次利用可能なルールが適用されたもの
- 機械判読に適したもの
- 無償で利用できるもの
〈参照：オープンデータ基本指針（平成29年5月30日高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部・官民データ活用推進戦略会議決定）〉
中でも、私が注目しているのは、病院（手術をするような、ある程度大きな病院）のデータです。病院の違いは、建物の見た目以外は普通は分からないのではないでしょうか。そこで、医療系のオープンデータをビジュアル化して、どこの病院でどんな病気が治療されているのかを見えるようにしてみました。
※データが大きいので表示されるまでに少し時間がかかります。
１ 厚生労働省の退院患者調査（R1）
・厚生労働省のDPC導入の影響評価に係る調査「退院患者調査」の結果報告が、オープンデータとして厚生労働省のHPに公開されています。
※DPC（Diagnosis Procedure Combination；診断群分類）とは、病名や診療内容に応じて定められた1日当たりの定額の点数で入院診療費を計算する日本における医療費の定額支払いの方式。
・各病院がどの病気を何件、治療しているのか等が分かります。2021-12-19時点でR1年度データが最新です。
・掛かりつけ医は、どの病院に治療が上手な医師がいるかを知っているので、そういう病院に紹介状を書こうとします。そのため、実績件数の多い病院は、その病気の治療が得意だと推測されます。
下記をクリックすると、グラフ化したオープンデータが表示されます。
・MDC01（神経性疾患 東海北陸版） 全国版
・MDC02（眼科系疾患 東海北陸版） 全国版
・MDC03（耳鼻咽喉科系疾患 東海北陸版） 全国版
・MDC04（呼吸器系疾患 東海北陸版） 全国版
・MDC05（循環器系疾患 東海北陸版） 全国版
・MDC06（消化器系疾患 肝胆膵疾患 東海北陸版） 全国版
・MDC07（筋骨格系疾患 東海北陸版） 全国版
・MDC08（皮膚・皮下組織の疾患 東海北陸版） 全国版
・MDC09（乳房の疾患 東海北陸版） 全国版
・MDC10（内分泌・栄養・代謝に関する疾患 東海北陸版） 全国版
・MDC11（腎・尿路系疾患及び男性生殖器系疾患 東海北陸版） 全国版
・MDC12（女性生殖器系疾患及び産褥期疾患・異常妊娠分娩 東海北陸版）全国版
・MDC13（血液・造血器・免疫臓器の疾患 東海北陸版） 全国版
・MDC14（新生児疾患、先天性奇形 東海北陸版） 全国版
・MDC15（小児疾患 東海北陸版） 全国版
・MDC16（外傷・熱傷・中毒 東海北陸版） 全国版
・MDC17（精神疾患 東海北陸版） 全国版
・MDC18（その他 東海北陸版） 全国版
元データはこちらのページの「（９）疾患別手術有無別処置1有無別集計_MDC＊＊」です。
２ 厚生労働省の病床機能報告（R2）
・ 病床機能報告制度は、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律（平成26年法律第83号）により改正された医療法（昭和23年法律第205号）第30条の13に基づいて実施される制度で、 一般病床・療養病床を有する病院・診療所が、当該病床において担っている医療機能の現状と今後の方向等を、国に報告する仕組みで、報告を取りまとめたオープンデータが厚生労働省のHPに公開されています。
・各病院の体制や主要設備、入院患者の状況、救急の受け入れ状況などが分かります。2021-12-19時点でR2データが最新です。
ここをクリックすると、グラフ化したオープンデータが表示されます。
・元データは、こちらの全国データのうち病院分です。見える化ができていないデータもありますのでご確認ください。